初めてのエアコン選びで失敗しないためのチェックポイント【初心者必見】

エアコン基礎知識


「初めてエアコンを買うけど、どれを選べばいいの?」そんな不安を解消するために、畳数・部屋環境・電源・機能・省エネ・工事費の6大ポイントをわかりやすく解説します。10年使う前提で、後悔しない選び方をチェックしていきましょう。

1. 部屋の広さ(畳数)に合った能力を選ぶ

エアコンには「適用畳数(冷房能力・暖房能力)」が表示されています。下表は一般的な目安です。

部屋の広さ別・エアコン能力の目安(冷房/暖房)※一般的な目安
部屋の広さ 冷房の目安 暖房の目安
6畳 2.2kW 2.5kW
8畳 2.5kW 2.8kW
10畳 2.8kW 3.6kW
12畳 3.6kW 4.2kW
14畳 4.0kW 5.0kW
16畳 4.0〜5.0kW 5.6〜6.0kW
18畳 5.6kW 6.7kW
20畳 6.3kW 7.1kW
23畳 7.1kW 8.5kW

※上記は国内家庭用エアコンの一般的なカタログ目安です。建物の構造(木造/鉄筋)、断熱性能、方角(日射)、天井高、地域(寒冷地)などで必要能力は変わります。迷う場合はワンランク上も検討してください。

小さすぎると効きが悪くなり、電気代も増加。逆に大きすぎると過剰コストになります。

2. 部屋の環境(日当たり・用途・断熱)を考慮

  • 南向き・西日が強い → ワンランク上を選ぶ
  • キッチン → 熱源が多いので余裕のある能力
  • 木造住宅 → 断熱が低い分、鉄筋より大きめを選ぶ

3. 電源(100V / 200V)とコンセント形状を確認

購入前に設置場所のコンセント形状を必ずチェック。200V機種は電気工事が必要になる場合があります。ブレーカー容量や専用回路の有無も要確認です。詳しくはエアコン専用回路が必要な理由も参照。

4. 欲しい機能の優先順位を決める

  • 自動掃除機能:掃除の手間を減らしたい方向け
  • 除湿・加湿:梅雨・冬の乾燥対策
  • スマホ連携:外出先操作・見守りに便利

5. 省エネ性能(APF)でランニングコストを抑える

省エネ性能は「APF(通年エネルギー消費効率)」が指標です。値が高いほど効率がよく、長期の電気代が下がる傾向。メーカー別の省エネ・機能詳細は公式サイトで確認しましょう。

6. 工事費まで含めて総額で検討

本体価格に加えて工事費がかかります。標準工事(1万3千円〜2万円目安)に「配管延長」「壁穴」「難所設置」などの追加が発生することも。見積もり時は本体+工事の総額で確認しましょう。

お客様の声:Aさん:

例)「8畳の西日強めの部屋で2.2kWを選んだ結果、真夏に効きが弱く後悔しました。」

まとめ:後悔しないための6チェック

  1. 畳数に合う能力か
  2. 日当たり・断熱など環境を加味したか
  3. 電源・コンセント・専用回路を確認したか
  4. 欲しい機能の優先順位を決めたか
  5. APFなど省エネ性能を比較したか
  6. 本体+工事費で総額を見積もったか

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タグ:エアコン, 選び方, 省エネ, 電気工事, 取り付け