エアコン取り付けで失敗しないための注意点【工事前に必読】
どうも大門です。電気工事歴20年の工事士で、年間300台超のエアコン取り付けを担当しています。工事現場でお客さまから頻繁に受ける質問をもとに、実務目線でまとめました。
1. 室内機の設置位置を誤らない
室内機は「風が部屋全体に行き渡る位置」に設置することが大切です。家具やカーテンで風が遮られると冷暖房効率が下がります。また天井近くに取り付ける場合、メンテナンスしやすい高さかも確認しましょう。
2. 室外機の置き場所を軽視しない
室外機は直射日光・狭いスペース・塞がれた場所を避け、風通しの良い場所に置きましょう。排熱がこもると効きが悪くなり寿命も縮まります。屋根の上や高所設置の場合は、振動や落下防止対策も必須です。
3. 配管の施工品質をチェック
配管は気密性と断熱性が命です。ドレンホースの勾配が取れていないと水漏れが発生し、室内を汚す原因になります。テープ巻きや穴の補強材が適切に施工されているかも確認してください。
4. 専用回路・電圧の確認を忘れない
100Vなのか200Vなのか、また専用回路があるかどうかを必ず確認しましょう。容量不足のコンセントや延長コード使用は火災の原因になります。詳しくはエアコン専用回路が必要な理由を参照。
5. 工事費の追加項目を把握する
標準工事費に含まれる範囲を確認し、「配管延長」「高所作業」「穴あけ」など追加費用が発生するケースを想定しておきましょう。後から思わぬ請求が来てトラブルになるのを防げます。
6. 工事業者の信頼性を確認する
資格(第二種電気工事士など)の有無、施工実績、アフターサービスの有無を必ず確認しましょう。安さだけで選ぶと、手抜き工事やトラブル対応に困るケースもあります。
現場エピソードを入れると信頼UP:例)「室外機をベランダの狭い隅に設置した結果、真夏に冷えが悪くなり再工事に。最初から風通しの良い位置を選んでいれば防げた。」
まとめ:工事前のチェックリスト
- 室内機の位置は風の通りを考慮したか
- 室外機は風通しの良い安全な場所か
- 配管施工は水漏れ・断熱対策がされているか
- 専用回路・電圧を確認したか
- 追加工事費の有無を把握したか
- 信頼できる業者に依頼しているか
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